グラン・ブーケ

“グラン・ブーケ”とはフランス語で大きな花束という意味です。フランスの画家ルドンが描いた『グラン・ブーケ』の絵に私たちの名前の由来があります。

色彩や大小の違う豊かな花々の個性が入り混じる花々は、本来ならば統一感を失ってもおかしくないはずです。しかし、ひとつひとつの花がまるで命を吐き出すかのように意思を持ち、全体に溶け込んでいこうとしているように見えるその姿はちゃんと一つの統一感をもって存在しています。この絵からみなぎるエネルギーの大きさに驚き、そして、自分の中にある「みんな同じじゃないと」という固定概念は当たり前のことではないことを知ることができます。

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ルドンによる『グラン・ブーケ』

グラン・ブーケは、発達にでこぼこのある子どもの親たちがはじめた会です。私たちは、我が子を育てて初めて子どもの発達に「定型」と呼ばれる成長発達曲線(規格)があると知りました。発達にでこぼこのある子ども達は、典型的な発達の規格に当てはまらない育ち方をします。こうした規格や基準があるおかげで発達の遅れを早期に発見できるというメリットがある一方で、我が子が“普通と違う”、“非定型児”などとカテゴリーされてしまうことは、親にとって大きな困惑、心配、不安の原因となります。

本当は、一人一人の子どもの育ち方が違うのは当たり前。発達に凸凹があることは、その子にとってそれがその子なりの育ち方のはず。そう頭では理解していても、“普通”や“規格”に我が子を当てはめてしまったり、隣の子と我が子を比べてしまったり・・・私たちはパーフェクトな親ではないかもしれない、でも、我が子にとって良い親でいたい。そのような様々な子育てをめぐる想いや悩み、不安、喜びの気持ちや子育て経験を共有できる場があったらいいな、子育てに有益な情報が得られたらいいなと願う発達凸凹っ子の親たちのための居場所作りをグラン・ブーケは行っています。

普段の活動のようす

お知らせ

定期交流会について

【頻度】
月1回~隔月1回

【場所】
北区内の区民センター会議室

【参加費】
200円~300円