グラン・ブーケ『未就学部』の第2回の交流会が開かれました。窓を開けての常時換気と各席2メートル離れた着席で、3名の会員さんのご参加をいただきました(年長2人、プレ1人)。
特性に気づくことや診断されることが多い未就学時期、そして、特性に向き合いながらビッグライフイベントである就学を迎えるなど、未就学児の時期は何かと凸凹キッズの保護者にとって悩み多き時期であり、また、同じような悩みをフランクに話せる場が見つからないことが多いです。そのような大変な時期に、共に悩みを聞き合ったり、お子さんの成長を互いに見守っていくような仲間を作っていくことが未就学部でできたらいいなという思いで立ち上げました。
そうした趣旨を今日はお話させていただき、今年度の残りの期間にやってみたいことをみんなで話し合いました。
①先輩ママから、支援学校/支援級/通級指導の実際の様子を聞きたい
②子ども連れで、わいわいと集まっておしゃべりしたい
③就学相談の仕組みについて、行政の方から制度の説明を聞きたい
といった要望が出ました。さっそく、6月に①を企画し、10月に②を企画する予定です。
子どもの衝動性が高くて目を離せないので、公園や児童館などに行っても落ち着いてママたちとおしゃべりすることがほとんどできない、というのは凸凹キッズママの共通のあるある嘆きです(^^;)。他のママたちがおしゃべりに没頭する中で自分だけ子どもを追いかけまわしている、そんな自分の姿が悲しくなって公園の集まりから足が遠のいてしまう・・といった話も聞かれます。
未就学部が企画する「子ども連れの集まり」では、なるべく子どもの心配をせずにママたちでお話できるような場所の設定や人員配置を考えたいと思います。
本日は下記のようなテーマが出ました(抜粋です)
◎幼少の頃からの成長で数年前の発達上の困りごとは解決したけれど、年齢を重ねると今は今で別の困りごとが出てくる。成長は認めてあげながら、新しく出てくる困りごとに上手く対応いきたいというママさんの想い。
◎発達が全体的にゆっくりな場合に、年齢とともにどのように成長していくか見通しがつきづらく、どのような療育先が成長を一番促すのか検討中。
◎「仕事」と「子どもといる時間」のバランス。長く家にいることを選択した場合に、その時間をどういう時間にするのが良いのかという悩み
◎本来は穏やかな気質だが、言葉でうまく表現できないと噛んだりしてしまう。
◎それぞれのご主人の、お子さんの特性の受け止め方。
それぞれのテーマについて大変実りある話し合いがあり、ぜひここでご紹介したいのですが、長くなってしまうので。同じようなテーマで話したいなぁと感じた読者の方がいらっしゃったら、ぜひ未就学部に遊びにきてくださいね。
ある会員さんが「ご夫婦が同じ熱量でお子さんを受け止めていらっしゃる」と他の会員さんのご夫婦の在り方を表現していて、素敵な表し方だと思いました。今日は、それぞれのご家庭のご夫婦のありかたを聞く機会もあり、ご家族のありかたを通して皆さんとの親近感が増した時間となりました。参加された皆様、ありがとうございました。
次回の未就学部は6月。就学に関する先輩ママさんの座談会を企画する予定です!
最後にアンケートの感想をご紹介します。
☆安心して話せる場がとてもありがたいです。
☆実際にお会いして悩みを聞いたり話したりすることで共有できる温度感があり、とてもあたたかで有意義な時間でした。
☆こういった会があることが、とても心強いです。周りと比べすぎず、子どもと向き合っていきたいと、改めて思いました。
グランブーケ 渡辺香織