北区十条地区で長きにわたり発達凸凹キッズの学習支援にたずさわってきた【でんでん子ども応援隊】とグラン・ブーケ初のコラボ企画、おしゃべり会@でんでん子ども応援隊を開催しました。
写真は、学習サポート教室の説明の様子。コロナ感染予防で手洗い場までの導線がしっかり確立されており各人の机のディスタンスが十分に取られている点や、集団が落ち着かないお子さんやクールダウンしたいお子さんが集中できるパーテーションで区切られた個人スペースがいくつもある点が印象に残りました。
おしゃべり会はお子さんの年齢が低めのグループと大き目のグループに分かれてスタート。わたしは大きいお子さんグループに入りました。学習支援に関心の高い保護者さんが集まった日ですので、まずはそれぞれの、学習に関して気になることをお話していただきました。以下のようなテーマが出ていました。(低年齢グループの活動報告は、アメブロからご確認ください。https://ameblo.jp/kitaku-hattatu/)
✔知的に遅れがなく支援級にいる場合に、学習の目標をどこに定めるかが悩ましいという話。学年相当の学習を身につけていくにはどうしたら良いか。学年が上がっていくにつれて、学年相当の学習を家庭だけでサポートすることの大変さ。
✔不登校の場合、小学校低学年から不登校になったケースと、高学年や中学校から不登校になったケースで、子どもの学習についての保護者の切迫度合いが違ってくるだろうという話。子ども本人が学習を進めることを必要と思っていない場合に、学習への構えを作るためにどうアプローチすればいいか。不登校の場合、外の学習スペースに連れ出すこと自体がハードルがとても高いことが多い。
発達に特性のある子供は勉強面でも特徴的な学習の仕方をすることが多いです。得意なところはそのまま伸ばし弱点についてはその子に合った学習の仕方を探しながら本人の自信ややる気が削がれないように見守りつつも学習をきちんと定着させていくこと、いま書いていても難しい(!)舵取りをするサポート役が特に学童期には必要だと思います。学習の目標をどこに置くかで、サポート役の大変さも異なってきます。それに加えて、学校と家庭での役割分担の線引きの曖昧さも、あるあるですよね。
各ご家庭がさまざまな工夫をされていたり、でんでんさんのように外部の塾の力を借りたりしながら、ご家庭なりのお子さんの学習の形を追求しているご様子でした。
成人されたお子さんが過去に通過したことを振り返り、保護者が鷹揚(おうよう)に見守ることの大事さをお話くださり、現役子育て世代のわたしたち保護者で「そうだよね・・・」と言葉には出さずも顔を見合わせる場面も。ストレスフルになりたくてなってるんではないんですよね、子どものためと思っているうちに、ついつい眉間にしわが寄ってる、こと学習面。(苦笑
アンケートの一部をご紹介します。
☆もう少し自分の子が成長した姿を想像しながら、みなさんの話を聞くことができました。色々想定しながら(不登校、告知etc)毎日過ごしているので、とても勉強になりました。でんでんさんのお話も聞きたかったし、教室も見たかったので、とてもありがたい時間をすごさせていただきました。ありがとうございます。
☆経験の先輩ママさんの話が聞けたことがものすごくためになりました。小さいことでクヨクヨしてたな・・なんて(笑)こんなに味方になってくれるママさんいるんだ💛とパワーがわいてきました。
☆みなさんの経験談がとても参考になりました。・それぞれ、困っていることは違っても、発想や対応方法、気の持ち方など、興味深かったです。
以上です。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。また、お会いしましょう。
グラン・ブーケ 渡辺 香織