グラン・ブーケ

経験に意味づけするのはあなた

我が家の一角に一時期、綾鷹のボトルが並んでいるときがありました。他の兄弟たちがつぎつぎに「あれ気になるんだけど!」「スペースが全部うまったらどうするんだろう?」

わたしも気になります。片付けたい!!!並べている理由を聞いても、「面白いから」という主婦的には要領を得ない回答・・・ペットボトルを並べる人、もう一人みつけました。テニス男子世界ランク2位のナダル選手。

コートチェンジごとに必ず慎重かつ外科手術のように繊細にペットボトルを並べる理由について聞かれたナダルは、「もしボトルをきっちりと並べなければ、休憩中に試合以外のことを考えてしまうことになる。こうして毎回同じようにすることで、試合と、この先の展開だけに集中することができるんだ」と答えたそうです。ルーティンには、同じ行動をすることで得られる安心感があります。うちのばあいはナダルみたいにカッコよい感じではありませんが、ある日「片付ける」といってペットボトルは無くなりました。

心理学者アドラーの言葉に、

いかなる経験も、それ自体では、成功の原因でも失敗の原因でもない。

というものがあります。誰もが同じ客観的世界に生きているのではなく、経験を自分のメガネを通して意味づけした主観的な世界を生きているということです。人が生きている主観的な世界を、理解しようとすることも難しいし、ああこういう感じなんだねと受け止めることも葛藤があることもありますね。他者理解って、いうほどぜんぜん簡単じゃないと思ったエピソードでした。

グランブーケ 渡辺

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